高山病について |
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最近、『山ガール』など流行していますが、この夏、登山予定の方もいらっしゃると思います。対策を中心にまとめてみました。 |
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(症状) |
頭痛、吐き気、食欲不振、めまい、手・足・顔などのムクミ、風邪様の症状、2日酔い様の症状などが初期に現れます。重症になると脳浮腫、肺浮腫を起こす場合もあるようです。 |
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(原因) |
標高が高くなると気圧が下がり、血中酸素濃度の低下(酸欠状態)が起こり、全身に酸素の運搬が上手くいかなくなる事が原因。 |
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(対策と予防) |
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自身のペースでゆっくり登る。(酸素の供給が追い付かなくならないように) |
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同行者のペースで登るとオーバーペースになってしまう事があります。 |
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水分補給はまめにする。トイレを気にして摂取しない方がいますが、水分不足になると血液の粘度が上がり、体内への酸素運搬が上手くできなくなります。 |
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腹式呼吸を心がけ深呼吸を常に行えるよう、ズボンやリュックなどの腰のベルトは、きつく締めすぎないようにする。 |
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貧血気味の方は、登山前から鉄分を摂取しましょう。 |
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ダイアモックスにて呼吸、換気量が穏やかに増加するため予防薬として使うそうです。 (ダイアモックス250mgを半錠にして1日2回) |
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寝不足、お酒を飲んでの登山は危険ですのでやめましょう。 |
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(治療) |
もちろん、一番は早い段階で無理せず、ゆっくり休む、深呼吸、低地に移動する。酸素吸入など持っていても過信はしないで危ないと思ったら下山をしましょう。 |
脳浮腫でデカドロン、肺水腫でアダラートなど使うようですが、ここまで来たら救急搬送でしょうね。 |
アスピリンくらいは持っていても良いかも。(頭痛、血のサラサラ) |
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FROM:あかね薬局 |