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献血について
皆さんは、献血をされたことはありますでしょうか?
今回は、献血について、また採血された血液がどのように使われるのか調べてみました。
○献血の種類
・200mL献血、400mL献血
血液のすべての成分を献血する方法です
・成分献血
血小板や血漿といった特定の成分を採血して赤血球は体内に戻す方法です。
採血後、それぞれの成分が回復するのに要する期間
血漿… 約2日
血小板… 約4−5日
赤血球… 約2−3週間
 
○採血出来ない方
妊娠中・授乳中の方は献血できません。
 
・服薬している方は?
高血圧のお薬を服用の方(狭心症や不整脈ではない方)で、数値がほぼ正常値で安定している方は献血できます。
胃腸薬や、ビタミン剤などを服用の方も献血できます。
それ以外の方は、献血会場にいらっしゃる医師が判断いたします。
・歯科受診している方は?
出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けている方は3日間献血できません。
 
・予防接種は?
インフルエンザや日本脳炎などの予防接種を受けた方は24時間は献血できません。
その他の予防接種も種類により数週間から1年間献血できません。
 
・ピアスの穴をあけた方は?
医療機関や、使い捨て器具で開けた場合、最低1か月は献血できません。
その他の場合(安全ピンなどの共用)は、1年間献血できません。
それ以外に口や鼻など、粘膜を貫通してピアスを入れている方は献血できません。
 
・海外旅行や海外に滞在した方は?
滞在した、国や地域により4週間から数年間、場合によっては安全が確認されるまで献血できません。
 
○採血された、血液のゆくえ
採血された血液は、輸血用血液製剤と血漿分画製剤とにわけられます。
 
・輸血用血液製剤
赤血球製剤… 血液から白血球、血漿、血小板などを取り除いたもので、外科手術の輸血や貧血治療に使われます。
血漿製剤… 血液から凝固因子が含まれる血漿を取り出したもので、−20℃以下に凍結され、凝固因子不足で出血しやすい方に使用されます。
血小板製剤… 血液から血小板を取り出したもので、血小板不足が原因で出血している方に使用されます。
 
・血漿分画製剤
血液の血漿から、治療に必要な血漿タンパク質を分離精製し集めたもので、主なものに下記の3つがあります。
血液凝固第[因子・・血友病Aの患者さんに使用されます
アルブミン製剤… 事故などの大けがで大量の出血があった時や火傷などでショック状態に陥ったときの治療に用いられます。
免疫グロブリン製剤… いろいろな病原体に対する抗体が含まれ抗生剤が効かない患者さんに用いられます。
 
参考までに血液製剤の薬価
赤血球濃厚液-LR「日赤」血液400mL 1袋 16,338円
濃厚血小板-LR「日赤」20単位約250mL 1袋 153,610円
新鮮凍結血漿-LR「日赤」血液400mL 1袋 17,414円
 
○献血を行った後10日後ぐらいに、はがきが送られてきます。
AST・ALT・コレステロール値など検査結果が確認できます。
健康管理にも役立ちますね・・
献血をしたことない方、これを機に是非いかがでしょうか?
 

FROM:かもめ薬局


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