みかんについて |
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コタツでテレビを見ながらおみかんをいただく・・・冬ならではのお楽しみですね。 |
今日は、古くから食べられているみかんの効用とためになるお話をしたいと思います。 |
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◎ 癌に効く・・・予防効果がある |
矢野正充氏(農学博士)の研究でわかったことですが、柑橘類の中でも温州みかん、ポンカンに多く含まれるベータクリプトキサンチンの成分が、ベータカロチンの5倍の強さで発ガン抑制効果があるのだそうです。 |
温州みかんで1日1個〜2個食べるといいと言われています。 |
温州みかんのベータクリプトキサンチン含有量はオレンジの100倍だそうです。 |
動物実験で、ベータクリプトキサンチンを与えると腫瘍の発生が大きく減少しているとのこと、これは海外でも注目されている研究だそうです。 |
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◎ みかんで便秘解消できる? |
袋やスジに多く含まれるみかんの植物繊維ペクチンは水溶性の良質の繊維です。 |
腸の中で水分調整をして便秘を解消してくれる他、逆に下痢を抑える効果もあって整腸剤として重宝します。 |
植物繊維は袋やスジに多いので、袋ごと食べる事をお勧めいたします。 |
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◎ 尿酸値を下げる |
みかんを毎日食べると通風にかかる率が低くなるデータ結果が出ました。みかんには尿酸値を下げる効果があると考えられます。 |
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◎ 香りで頭がすっきり |
カンキツ系の香りはさわやかです。 |
この香りには、眠気を覚まして、頭をすっきりさせてくれる覚醒効果と、ストレスで減少した抗体を回復させて免疫力を上げる効果もあります。 |
朝食でみかん1個を食べることは1日のスタートとしてとてもいいことでしょう。 |
みかんの皮にお湯をかけて柔らかくして台所のちょっとした汚れを落とすこともできます。 |
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◎ おいしいみかんの選び方 |
おいしいみかんとは、糖度とクエン酸量のバランスが良く、実がつまっている袋が柔らかくて薄いものを言います。 |
果実は、赤みが濃く、やや扁平で、つぶつぶやヘタが小さいものが甘くて美味しいです。 |
つまり皮の肌のきめが細かいもののことです。 |
大きさは、大きいものより小さいものの方が糖度が高く甘いようです。また、皮の厚いものより薄い方がおいしいです。 |
みかんの鮮度はヘタでわかります。緑色が新鮮で、古くなるほど黒ずんできます。 |
また、ヘタの大きなものは大枝からの直成りで、大味が多いです。避けましょう。 |
それから、へそがハッキリしたものやデベソのみかんもあまりおいしくありません。 |
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◎ 甘夏みかんの白い繊維の皮をきれいにむく方法 |
甘夏みかんを購入してきたら熱湯に5分間つけてください。すると白い繊維の皮がきれいにむけます。 |
理由は、熱湯で果肉の表面にあるペクチンがとけてむきやすくなるためです。 |
その後は冷蔵庫で冷やしてから食べてください。 |
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FROM:麒麟調剤薬局 |