コエンザイムQ10について |
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今回は、最近、テレビ、雑誌等で話題のコエンザイムQ10(CoQ10)について調べてみました。 |
日本では、うっ血性心不全の治療薬として長年「医薬品」として利用されていました。しかし、10年以上前から欧米では、サプリメントとして利用されていました。コエンザイムQ10は、1957年アメリカで発見され、1967年日本企業が世界で初めて製造方法を確立し、現在、日本企業数社が製造し世界市場のほぼ100%を供給しています。コエンザイムQ10には、活性酸素の増加を抑える働きがあるため、十分に摂取すれば、血栓防止や悪玉コレステロールの酸化防止などに役立ちます。このため血管梗塞、高血圧などの治療にも使用されてきました。また、活性化作用がお肌のしわをとり、脂肪をエネルギーに変え排出する作用から、美容・若返りの効果にも注目が集まっています。 |
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コエンザイムQ10とは? |
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コエンザイムQ10は、人間の体の細胞にあるミトコンドリアと言われる部分で「ATP」という物質を作っています。このATPとは、エネルギーの源になる物質のことです。 |
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コエンザイムQ10を英語で書くと、co-(補う)にenzyme(酵素)がついてcoenzymeとなり、「補酵素」と言う意味になります。また、別名「ビタミンQ」「ユビキノン」とも呼ばれています。 |
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摂取の目安 |
人は、コエンザイムQ10を体内で生成したり、食物から摂取して必要な量を賄っています。特に、多量のエネルギーが必要な心臓、血管、筋肉に集中的に存在し、体内コエンザイムQ10濃度の減少が老化現象を引き起こすことが知られています。それでは、体に必要不可欠なコエンザイムQ10をどれくらい摂取するといいのでしょうか?コエンザイムQ10は、1日必要な量は、60〜100mg。もし、食品から摂取しようとするならば、魚のなかで、最も多く含んでいるイワシの場合20匹以上、牛肉ならば、3kg以上、ブリッコリーでは、12kgも食べなければなりません。このように食事では必要量摂取できませんので上手にサプリメントを使用すると良いです。 |
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サプリメント摂取上の注意 |
コエンザイムQ10は、水に溶けにくく、油に溶けやすい性質を持っていますので、食後すぐに服用すると吸収がいいです。サプリメント「健康補助食品」は薬ではありませんので、アレルギー体質の方、妊婦等は、必ず医師、薬剤師に相談してください。 |
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FROM:ひかり薬局 |