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歯の磨き方
健康な歯を維持していくために、毎日の歯磨きが非常に大切です。
…食後にきちんと歯磨きしているのに虫歯になってしまう…
そんな方もいらっしゃることでしょう。
〜虫歯や歯周病を防ぐための正しい磨き方〜
虫歯も歯周病も「プラーク(歯垢)」が原因。
プラーク・・・口の中のさまざまな細菌が集まって固まったもの。
(プラークコントロールとは、プラーク(歯垢)を口の中から減らすこと。)
≪歯周病≫
歯を支えている歯槽骨が、プラーク中の細菌がだす毒素や有害物質により、炎症を起こし、じわじわと組織を破壊していく病気です。歯に付着したプラークを放っておくと、徐々に歯と歯肉の隙間に入っていき、「歯周ポケット」という溝を作ってさらに深くしていきます。これが進行すると、歯槽骨が溶け歯を失うこともあります。
※歯槽骨・・歯肉や歯根が埋まってるあごの骨
≪虫歯≫
プラーク中には、ミュータンス菌やラクトバチラス菌などの虫歯菌も存在します。
この虫歯菌は、繁殖するときにプラークに浸みこんでいる糖分を分解して酸を作り、それが歯の表面を溶かすことから始まります。特に歯と歯の隙間にはプラークが溜まりやすく、この部分から虫歯が発生することが多いようです。また、この歯の隙間は加齢とともに徐々に大きくなり、プラークもより溜まりやすくなります。
きちんと磨いてるつもりでも、意外とプラークは残っているものです。自分に合った歯ブラシを選び、効果的な歯磨きのポイントを押さえましょう。
*歯ブラシの選び方*
柄はまっすぐで、歯の隅々まで磨きやすいようヘッドが比較的小さいものを選びます。
いろいろな硬さの歯ブラシがありますが、硬すぎると歯肉を傷つけることがあり、やわらかすぎると歯垢が取れにくいので中くらいの硬さがよいでしょう。
*効果的な歯磨きのポイント*
歯ブラシの持ち方・・・鉛筆をもつ持ち方で、柄の先端を軽く持ちます。
ポイント@ 「歯と歯肉の境目に毛先を当てる」
プラークのつきやすい歯と歯肉の境目に、歯ブラシの毛先を約45度の角度で当てるとよいでしょう。
ポイントA 「歯ブラシを小刻みに動かす」
歯ブラシを大きく動かすと、歯の表面だけしかみがけません。毛先を振動させるようなつもりで、横に小刻みに歯ブラシを動かします。
ポイントB 「軽い力で磨く」
痛くなく、気持ちのよい程度の力で優しくみがきます。
ポイントC 「毎食後に10分間磨く」
一箇所につき20回くらい、歯の表・裏を1本ずつみがいていきます。長く磨けば、マッサージ効果も高まります。
*歯周病・虫歯予防における食生活の注意点*
「食事はよく噛んで唾液をたくさん出す!」
唾液には、細菌の活動を抑える働きがある。
「甘いものを避ける!」
虫歯菌は糖分から酸を産生して菌を溶かす。
「食物繊維など硬い食品を多く摂る!」
歯ごたえのないやわらかい食品は、プラークを形成しやすい。
≪幼児の歯磨き≫
三歳頃もまだ一人ではきちんと磨けないので、親が仕上げ磨きをします。
六歳ごろになると、永久歯が生えはじめますが、一生使う大切な歯です。自分から歯磨きをする自主性を養っていきましょう。
六歳臼歯は、生えたことに気づかず、また歯ブラシが届きにくいので、大変虫歯になりやすい歯です。一緒に、磨き方の練習をしてあげましょう。
※六歳臼歯・・・最初に生える永久歯

FROM:ひまわり薬局


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